テニス 全仏オープン 加藤未唯がボールガールにボールをぶつけてしまった【動画】

ボールをぶつけてしまったシーン

2023年6月4日 、テニスの全仏オープン 女子ダブルス3回戦での出来事。
加藤未唯選手が打ったボールがボールガールに直撃し、これが危険な行為と見なされて、
失格となってしまった。
加藤選手はその処分を不服として、四大大会側に提訴したことを明らかにしました。

【動画】加藤未唯がボールをぶつけてしまったシーン

加藤選手は4日の女子ダブルス3回戦の第2セットで、相手側のコートに打ったボールがボールガールに当たってしまった。

加藤選手はボールガールに謝罪したものの、大会運営者による審議の結果、危険な行為と見なされ、加藤選手のペアは失格となり敗退しました。

翌日の5日、混合ダブルスの準々決勝でベスト4進出を決めたあと、加藤選手は涙を浮かべて会見に臨み、女子ダブルス3回戦での失格になった経緯を説明しました。

その説明によると、審判より最初に警告を言い渡されたが、その判定に対戦相手が抗議し、
そのあと判定が覆り、危険な行為と見なされ失格となったとの事。
加藤選手は「納得がいかない」と心境を明かしております。

「ボールガールに強く当てたと認識されたと思いますが、本当にそうじゃないと、その場で主張しました。大会の運営責任者に試合の動画を見て確認してほしいと言いましたが、『ビデオを見ることはできない。アンラッキーだね』としか言われなかった」などと、その当時の状況を語りました。

また、混合ダブルスの試合後、涙を見せたことについては
「きのうのことが悔しかった。勝ててうれしかったというのは、あまりなかったですが、試合を最後までできたというのと、対戦相手に優しく声をかけてもらえた」などと語っています。

ただ、失格だけでなく『賞金・ポイント』まで没収されているのは、
大会運営者側の処分については疑問を持たざるを得ない。

加藤選手が失格処分に加え、『賞金・ポイント』の返還要求をするのも理解できる。

多くのテニス選手から擁護の声

テニスの全仏オープン、女子ダブルス3回戦において、加藤未唯選手のペアが失格となったことについて、SNS上では多くのテニス選手から加藤選手を擁護する声が広がっています。

東京オリンピックの女子シングルス代表である土居美咲選手は、ツイッターで「本当に可哀想すぎる。動画を見ても、ただボールを渡しただけにしか見えない。もちろん、当たってしまったことは事実だけど」「他の試合でも同じような状況でも、警告だけで済むことがたくさんある」と述べ、さらに「賞金やポイントを剥奪するなんて、ありえない」とつぶやきました。

また、大坂なおみ選手のコーチを務めたドイツ人のサーシャ・バジン氏も、加藤選手がSNSで謝罪のコメントを投稿した際に「謝る必要はないわ。あなたはコートに立つために一生懸命努力してきたのに、その機会があなたとパートナーから奪われたことは残念だわ。前向きに頑張ってほしい」と励ましの言葉を贈っています。

一方で、オーストラリアのニック・キリオス選手は「意図の問題ではなく、子どもにボールを当てたら、それは失格だ」とツイートし、一部の投稿では失格が妥当だという意見も見受けられました。

プロテニス選手協会も6日にSNSで「判定は不当で不公平だ」との声明を発表し、
「少なくとも、(加藤選手が没収されたという)賞金とポイントは戻すべきだ」とした。

加藤未唯選手について

加藤 未唯(かとう みゆ) 1994年11月21日生まれ、日本の女子プロテニス選手。
京都府京都市出身。ザイマックス所属。これまでにWTAツアーでダブルス1勝を挙げている。
WTAランキング最高位はシングルス122位、ダブルス30位。身長156cm。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。2017年全豪オープン女子ダブルス ベスト4進出。2023年全仏オープン混合ダブルス優勝。               出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

※WTA/女子テニス協会(Women’s Tennis Association)

問題の相手選手について

ボールガールにボールをぶつけた加藤選手の警告を不服として、審判に抗議をした相手選手。
チェコのマリエ・ボスコバ選手とスペインのサラ・ソリベストルモ選手。
一体どんな相手だろう?

■マリエ・ボスコバ選手
 ・氏名:マリエ・ブズコバ
 ・出身:チェコ
 ・生年月日:1998年7月21日
 ・年齢:24歳(2023年現在)
 ・身長:180㎝
 ・体重:非公表利き腕:右利き
 ・女子テニスランキング:33位(2023年5月時)

マリエ・ボスコバ選手は、最もスポーツマンシップに則ってプレイした選手として
WTAから2020年の「カレン・クランツキー賞」を与えられています。

スポーツマンシップがある人が、警告では許さず、失格に追い込んだりするのかと
思うけれども、強い選手ではあるのに複雑な思いもします。

■サラ・ソリベストルモ選手
 ・氏名:サラ・ソリベス・トルモ
 ・出身:スペインバレンシア
 ・生年月日:1996年10月8日
 ・年齢:26歳(2023年現在)
 ・身長:176㎝
 ・体重:63㎏
 ・利き腕:右利き
 ・女子テニスランキング:132位(2023年5月時)

サラ選手は現在ランキング132位ですが、最高ランキングは32位。
半年間の休養でランクが下がってしまっているだけなので、
今年はランクを上げてくると思われます。

まとめ

いずれにしても、始まりは加藤選手のボールがボールガールにあたってしまった事。
なんて不運と思ってしまうけれども、起こってしまった事はどうしようもない。

せめて、加藤選手が望むとおりに大会側の
失格処分へのお詫びと、賞金・ポイントの返却を切に望むところです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました